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展示プランを考える。

2010年06月26日 14:20

展示プランを考えている。
一つは、国文祭提案事業 現代美術 「紙」 往来
もう一つは、岡野屋旅館プロジェクト。

両方とも秋の国文祭に向けて企画しているのもだが、内容が全然ちがう。
『現代美術 「紙」 往来』は、勝山文化往来館ひしお という
クローズな会場で、日韓の紙を素材にした作家4名の展示をキッチリと行う静的な企画。
一方、『岡野屋旅館プロジェクト』は、町という生活空間に飛び出して、
有志と共に、閉店した旧「岡野屋旅館」を整備し、展覧会を契機にした文化活動を
興してみようという、実験的要素のある動的な企画。

展示プランを立てていて、やっぱり ひしお は空間として悩まされる。
体育館の様に長方形、吹き抜けのホールで 壁が土壁なので、
今回、入口から一気に全部がみえる構成でなく、仮設壁面を使うことにしている。
あまりにも完成された統一感を揺さぶりつつ、鑑賞者を「奥」に導いてゆく、
そんな会場にしたい。

岡野屋旅館の方は、建物が既に力を持っているから、その力をどう汲み取るか、
もしくは、どううまく巻き込まれるか、しかないと思っている。
この展示の現場は、建物の空間構造より、地域の思いをしっかりと感じ、
同時に、活動を説明してゆくことがむしろ大切な要素なのだ。

「岡野屋旅館」を旅館としての営業時から知っておられた方は、
往時の姿を思い描いて見にこられる。
でも、この活動は、かつての「旅館」に戻すことを目的にしていない、
整備、改築ではない、という事を説明させて頂いている。

建物をかつてに戻そうとしているのではなくって、
古くから町の景観を作って来た建物が、現存している事を手づくりで祝福しよう、
という気持で、有志の方々とともに活動している。


そのことは、もっとはっきりと伝えていくことが当面の課題だと感じている。



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